戸境壁

赤く塗潰した部分は隣の住戸との戸境壁になる部分ですが、コンクリート壁の上に直にクロス貼をしている仕上げとなっています。一昔は戸境壁にコンクリート壁と数センチ隙間を開けてプラスターボード(石膏ボード)を貼った上にクロス仕上げをするものがありました。

しかし、この様な仕上げはコンクリート壁とプラスターボードの間の空気層があり、その空気層が両隣(両側)で共振現象を起こしてしまうというのが知られています。共振現象を起こすと遮音性能が著しく低下してしまいますので、現在新築マンションではコンクリート壁に直にクロス貼をしているものになっています。

この戸境壁の注意点ですが、まずコンクリート壁ですので画鋲やピンなどを使用することができません。絵や写真を吊り下げるためのピクチャーレールが用意されているか確認しましょう。また、図面上で黒塗りの四角で描きましたが新築マンションでせっかくなので壁掛けTVにしようと思ってもコンクリート壁は共用の持ち物ですので穴を明けることはできません。

最後に矢印の壁が出っ張っている部分がありますね?パンフレットを見たわけではないので正解はわかりませんが、この部分にはコンセントやテレビコンセントが付いているはずです。

コンセントの後ろはBOXになっていますのでコンクリートに埋め込んだ場合そこだけ空洞になります。柱などの構造体は必要な寸法が決まっていますので、BOXの空洞部分が必要寸法より外になるようにコンクリート壁を出っ張らせているのではないでしょうか。